雑文置き場

主にジャニごとになる予定

君が歩むその先にSexy Zoneの夢があると信じて

菊池風磨ソロコンサート、風 is a doll? 8/5昼公演を見ました。さいっっっっっこうでしたね。現時点での2015年ベストコンサート!!*1

 

元々聡マリモンペの私は、2015年の夏はEXシアターに籠るつもりでした。そのためしょりふまけんのソロコンが気になったものの、チケットを取ろうともしませんでした。そしてソロコンの前日に行なわれたふまけんしょり3人のファン感謝祭なるイベント*2では、3人がステージに上げた観客の目を隠して、誰が隠しているのかを言い当てた観客にサイン入りファイルを贈る誰得目隠しゲームが実施され、私のTLは「こんなセクゾ見たくなかった」というお通夜状態でした。しまいにはツイッターでふーまくんのソロコンのチケット譲りますの嵐。今から思えば、昨年夏の流動化事件以降オタクのセクゾのコンサートに対する不信感は高まる一方で、8/1の感謝祭終了直後がその頂点だったようにも感じらます。

 

そんな逆風のなかでふーまくんのソロコン初日が幕を開け、終演後のTLでは絶賛の嵐。誰もが興奮して、絶対に見に行った方がいいという評判でした。

私もすぐにチケットを探し始めたものの、結局チケットを確保できたのは最終日前日の夜で、そんなタイミングで見つけられたのは幸運だったと思います。

 

というのが、コンサートに参加するまでのお話。

 

そしてコンサートは約2時間で終わりました。終わった瞬間横の真田担のお姉さんと初対面だったにも関わらずめっちゃ楽しかった〜!!!と叫ぶほど楽しいコンサートでした。

 

皆さんが言ってるけど、まず何よりもいいのがコンサートの構成。人形たちが人間の心を奪う盗賊団、風 is a dollを結成し、夜な夜な人間の心を盗もうとするが、たまには彼らの心が奪われてしまうこともある。そして朝には眠りにつくけども…っていうコンセプト。コンセプトがはっきりしているコンサートはいい(持論)

 

コンサートを大きく分けると、

第一セクション…ふーまくんのソロ曲とKAT-TUN曲でEDM寄りのカッコイイ曲メインでガシガシ踊る

第二セクション…人形達がカラオケに初挑戦するという体でweeeekなどでオタクと一緒に盛り上がる

三セクション…バラードをしっとり。最後にEDM系の新曲Helloを持って来て盛り上がる

第四セクション…キングオブ男〜Summary〜Oh Yeah!では甚平を着てまさに夏祭り

第五セクション…TOKIO曲を持って来てロック系

第六セクション…20で感謝の言葉、そしてMy Lovin' Seasonでは大団円

アンコール…HO!サマーと言葉より大切なもので会場全体を盛り上げる

 

これだけ緩急をつけたセトリながらも途中にMCやコントコーナー、ジュニアのパフォーマンスなんかを挟んでいるので、流れに違和感もない。とにかく観客を飽きさせない構成。

 

そして全く色が違う3つの先輩グループの曲、KAT-TUNと嵐とTOKIOをメインで持って来ているのですが、それがふーまくんの中では違和感なく同居していました。それがすごい!!「好き」という感情だけで憧れの存在に自分を近づけていくことは案外難しくて、そこには何をどうやって取り入れるかっていう自己プロデュース能力が必ず必要とされると思うのです。しかしふーまくんはそれをやってのけたのです、それも全く色が違う3グループを。

 

なんでそれがうまくいったのかなーと考えていたのですが、個人的にはバックについてくれたジュニア(真田、田中*3、萩谷、半澤、増田、森田、安井)をうまく演出したのが大きいのではないかと思います。彼らのジュニア界では比較的高めの平均年齢、高い頭身、バンドできる面子、盛り上げのうまさという魅力を最大限引き出すことによって、ステージの雰囲気をうまく作っていました。最初にガシガシ踊るパートのダンスのフォーメーションでは、ジュニアの頭身の高さによってKAT-TUN的なカッコイイ今時の若者のオラオラ感が出ていました。TOKIO曲では、バンドとしてギター真田、ベース森田、ドラム萩谷、キーボード増田*4をバックにつける。急遽招集されたとはいえ、ラップを入れる樹の盛り上げ上手さは際立っていました。もちろん樹以外のメンバーも場数を踏んでいるジュニアなので、全体的に盛り上げ上手でした。増田くん、慣れないキーボードしながら手を振って観客を盛り上げたりしてたし。

 

ハッキリ言えるのは、このステージでは主演菊池風磨とそれをサポートするジュニアの間にいい意味で明確な線引きがあったということです。そしてふーまくんとジュニアがそれぞれを信頼してプロの仕事をしていました。ふーまくんはそれぞれのジュニアの良さを引き出し、ジュニアはふーまくんの良さを引き立てていました。全ての出演者が等しく大切にされていて、その仕事への敬意が払われていました。だからこそ、このふーまくんの公演を見たオタクは、誰のファンにもかかわらず楽しめたのだと思います。

 

こんなに素晴らしい公演をソロで成功させてしまったら、ふーまくんはもはや5人のSexy Zoneに戻らないんじゃないかっていう心配も聞こえてきました。でも個人的にはあまり気になっていません。というのも、ソロコンとセクゾコンでできることって全然違うから。

 

さっきも書いたようにふーまくんとジュニアの間に明確な線引きがあったのに対し、本来Sexy Zoneの5人の間には立場としての差はありません。年齢的に聡マリが弟組、勝利くんも入れてちびーずとふまけんという括り方の差はありますが、あくまで同じグループのメンバーで立場としては平等です。そのためふーまくんのソロコンはあくまでふーまくんの魅力を引き出すステージですが、セクゾのコンサートは5人が集まったときに起こる化学変化のようなものを見せるステージであり、ふーまくん一人だけのときに出す魅力とはまた別です。*5ソロコンで見せてくれた夜に街を徘徊する魅力的だけど危ない若者の側面や誠実に等身大の姿を見せるふーまくんは、確かにセクゾコンではしっくりきません。

 

きっと風磨くんの中では、セクゾは戻ってくる場所、ホームなのだと思います。オーラスでは、公演内にいっさい組み込んでいなかったSexy Zoneの曲から、Sexy Zone(曲)とセクサマを歌ったとのこと。そして終演後、放送作家の山田美保子さんがふーまくんにインタビューしたときに「5人のSexy Zoneにフィードバックしたい」と計4回も言っていたとツイートしています。*6

菊池風磨くんのソロコンが素晴らしすぎたと記者席で大絶賛の声。ちなみにJr.は全て風磨くんが決めて一人ずつに直訴したのだとか。コンサート後の囲み取材も、記者へのご挨拶業務も完璧で、特に「5人のSexy Zoneにフィードバックしたい」と計4回、言ったことも沁みました。

山田美保子 (@yamadamihoko) 2015, 8月 5

 

 

何より今の20歳のふーまくんにとって特別大切な曲、20-Tw/Nty-では春のセクパワコンに引き続き、生まれてからこれまでのふーまくんの写真がスライドショーで流れるわけですが、その大サビ前の一番の盛り上がるポイント

「歩んだその先に僕の夢の続き必ず見せるから」

で5人のSexy Zoneの写真が流れて来ました。*7基本的にこの曲は今までふーまくんに関わった人たちに対する感謝の曲だと思うのですが、そのなかで唯一未来を印象づける歌詞の部分にセクゾの写真を持って来たことが、何よりふーまくんの決意を見せてくれているように思うのです。

 

というわけで、あらゆるオタクから絶賛されたこのソロコンを成功させたふーまくんがそれをセクゾコンにフィードバックしてくれるなんて楽しみですね!!(事務所が口を出さなければね!)

 

*1:次点クリエJ

*2:チケット代7500円、事前にイベントであることの周知ナシ。チケットを売る次点でオタクはコンサートだと思っていた

*3:増田くんが怪我したので急遽招集

*4:怪我で出番が減ったため、少しでも出番を増やそうと練習したらしい

*5:例えば聡マリにデレデレしたり、運命のシンメ中島ぁとの会話など。

*6:この発言が各WSで流れないのがセクゾの闇

*7:セクゾの前にはB. I. Shadowの写真で、これもセクパワコンにはなかったもの。B. I.は過去に所属したグループとしての感謝の念があったのかなー